買い取る詐欺事件から学ぶ。結局は現金買取りで入金がなければ意味がない

2020年08月27日(木)

知人男性に「自宅を1,600万円で買い取る」と嘘をついて転居をさせ、家族で男性宅に約10ヶ月間住み、家賃換算で70万円の利益を詐取した男が逮捕されました。

このような明らかな詐欺行為は論外ですが、結果として同じようなことが不動産取引の現場で起きることがあります。売れない物件を「売れる!売れる!!」と言いながら仲介契約を結んだものの、結局買い手がつかず半年以上物件を野ざらしにする仲介会社。犯罪行為ではありませんが、「本来得られたはずの現金が入ってこない」「物件を売ることができない」という点では同じです。

もちろん、冒頭の事件では悪いのは詐欺行為を働いた人間であるのは言うまでもありませんが、仮に被害者男性が前金での支払いを要求していたら、現金と引き換えに自宅を明け渡す約束を取り付けていたら、被害を未然に防げたのかもしれません。

引用元:家を買い取ると嘘をつき知人宅に家族3人で住み込んだか 男逮捕

大切なのはちゃんと相手から「入金」があり、自分の手元に現金が存在する状態にした上で、大切な資産を譲渡するということです。

「高値で売れるから」「すぐに売れるから」と夢を持たされたのはいいものの、いつまで経っても買い手が見つかることなく待たされる状況はまさに「絵に描いた餅」。でも、こうした事態が不動産取引の世界ではよく起こるのです。

自分たちの大切な資産を守るために、損をさせられないために、まずは現金を確実に手元に入るような自衛策を考えましょう。そのためには相談相手をしっかり選ぶことが重要です。

不動産売却プランナー